【書評】数学受験術指南
受験数学というのは、実は頭のよさなんてほとんど必要ない。練習と、少々のテクニックを修練するだけで、十分高得点が可能なのである。ところが、数学が苦手な人、嫌いな人は、あきらめからかその修練を怠ってしまう。テクニックを身に着ける近道はなく、ひたすら練習(要するに勉強)するしかないのだが、その勉強の仕方が問題である。
「数学は考える学問」といわれる。これは半分は当たっており、半分は間違っている。高度な問題を解くとき、確かに思考力が必要とされる場合もあるだろう。しかし、初歩的なテスト(公立高校入試やセンター試験)の場合は、「解き方をしっているかどうか」で勝負が決まると言っても過言ではないだろう。
その上のレベルのテストになると、「解き方」だけでは手も足も出ない。そこで本書の登場である。著者は京都大学の教授で、入試問題の採点を長年してきた森毅(もりつよし)氏だが、採点者から見た「答案のゴマカシカタ」は非常に面白い。
ずいぶん昔の本だが、一読の価値はあるだろう。入試問題作成の裏話なども、けっこう笑える。
2008年03月16日 | | 書評・映画評などなど
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